どうも、Soranekoです。
AG03MK2 Wを手にしたとき、まず印象に残ったのはその清潔感のある白いデザインでした。
どんなデスクにも馴染み、照明の色を選ばず落ち着いた雰囲気を作ってくれるように感じました。
配信や録音というと機材が多く複雑な印象を持たれがちですが、このミキサーは小さくても操作が分かりやすく、スイッチやノブの配置にも自然な秩序があり、触れているだけで音に集中できる感覚がありました。
USB-Cケーブルをつなぐだけでパソコンとの接続が完了し、電源を別に用意する手間がない点もとても便利でした。
実際のセット内容を詳しく確認する場合はこちらからご覧いただけます。
フェーダーの動きは軽すぎず重すぎず、微妙な音量調整にもきちんと反応してくれるので、声の強弱を表情として残したいときに役立ちました。
配信ソフトとの連携もスムーズで、声にリバーブをかけたり、少し明るく整えたりする操作もボタンひとつで済むのが安心でした。
これまでソフト上で細かな設定を繰り返していた作業が、手元の操作だけでできるというのは想像以上に快適です。
マイクケーブルがセットになっていたため、箱を開けてすぐにマイクを接続して試せたのも嬉しい点でした。
ケーブルの長さが3メートルあるおかげで、デスクの配置を変えても自由にマイクを動かせる余裕があり、見た目もすっきりしました。
初めて使った日の夜、静かな部屋で声を録りながらヘッドホンで音を確認したとき、自分の声が穏やかにまとまって聞こえたのを覚えています。
特にコンプレッサーをかけた際の滑らかさは自然で、機械的な処理というより、少し優しく包み込まれるような感触がありました。
では、ここからは簡単に商品レビューに入っていきたいと思います。
簡単レビューを読まず飛ばしたいせっかちな人はこちらから↓

Yamaha ヤマハ AG03MK2 W MC ミキサー
レビュー良かった点
このミキサーで最も気に入ったのは、操作のシンプルさと音質の安定感がしっかり両立しているところでした。
配信をしていると、トークの途中で少し声のトーンが変わったり、周囲の音が入りやすくなったりする場面がありますが、AG03MK2 Wはそれを自然にまとめてくれます。
内蔵エフェクトのEQとコンプレッサーを軽く使うだけで、声にまとまりが出て、聴いている人に優しく届くような印象に仕上がります。
特にフェーダーを使ってリアルタイムに音量を調整できるのは便利で、スライドの感触が滑らかで手になじむため、配信中も音量の変化を安心してコントロールできました。
フェーダー操作の様子や操作感を知りたい方は、こちらのページで写真をチェックしてみてください。
ホワイトモデル特有の清潔な印象も、画面越しに映るとやわらかく、視覚的にも配信環境を整えてくれるように感じます。
USB-C接続による安定した電源供給は、長時間の使用でもノイズや途切れがなく、安心して作業を続けられました。
また、ループバック機能が思いのほか便利でした。
音楽や動画の音をそのまま自分の声と一緒に配信できるため、ミュージックレビューや雑談配信の幅が広がります。
TRRS端子を使ってスマートフォンとつなぐと、モバイル配信にも活かせるのが魅力的でした。
外部マイクのファンタム電源対応も嬉しく、コンデンサーマイクを使いたいときに別途機器を用意する必要がありません。
3メートルのマイクケーブルがセットになっていることで、設置の自由度も高く、マイクスタンドの位置を変えたり、複数人の録音に対応したりすることができます。
さらに、ソフトウェアバンドルとして付属するCubase AIやWaveLab Castも実用的で、音源の編集や後処理を始めやすい点も魅力の一つです。
特別な知識がなくても、少しずつ自分らしい音作りができるように設計されているのが伝わってきました。
使い始めて数日後には、自分の声に合ったエフェクトのかけ方が見つかり、録音した音を聞き返したときの心地よさに少し感動しました。
配信だけでなく、ナレーション収録やオンライン会議などにも自然に馴染む万能さがあり、1台で多くのシーンを支えてくれる存在です。
全体を通して、シンプルで確実な操作性と、安定した音のクオリティが両立していることに大きな満足感を覚えました。
レビュー気になった点
大きな不満はありませんが、いくつか「もう少しこうだったら嬉しい」と感じた点もありました。
まず、電源供給の要件がやや厳しめで、USB出力が弱いノートパソコンやバスパワーのUSBハブ経由では、安定動作しないことがありました。
専用の電源アダプターや強力な給電ポートを使えば問題は解決しますが、初めて導入する方にとっては少し戸惑うかもしれません。
また、ヘッドホン出力の駆動力はやや控えめに感じました。
一般的なモニターヘッドホンでは問題なく使えますが、インピーダンスの高いモデルを使うと音量が取りづらくなることがありました。
もう少し出力に余裕があると、より幅広い環境に対応できそうです。
エフェクト機能についても、リバーブやコンプレッサーは自然で扱いやすい反面、細かいパラメータ調整をミキサー本体だけで完結させるのは難しい印象でした。
専用ソフトを使えば詳細に設定できますが、ライブ配信の途中で少し変えたいときには簡単なプリセット切り替えだけで済ませる場面が多くなります。
これは操作のシンプルさを優先した設計の結果でもあるため、使い勝手としては悪くありませんが、細部を追い込みたい人にとっては少し物足りなさを感じるかもしれません。
また、TRRS端子を使ったスマホ接続は便利ですが、スマホの種類やOSによっては接続がうまくいかない場合もありました。
変換ケーブルやオーディオインターフェースの併用で改善しますが、環境によっては設定に時間がかかることがあります。
ホワイトモデルは見た目が美しく、インテリアにも馴染みますが、長期間使っているとつまみの隙間やフェーダー周辺にうっすら汚れが溜まりやすい点も気になりました。
清潔感を保つためには、定期的な掃除が必要です。
また、マイクケーブルが付属するセットであるとはいえ、ケーブルの太さやコネクタの堅牢性が製品ごとに微妙に異なるようで、もう少し仕様が明示されていると安心感が増すと感じました。
それでも、これらは全体の完成度から見ればごく小さな点で、日常の使用に支障をきたすものではありません。
まとめ
AG03MK2 W MCセットは、音を扱う人にとって頼もしい相棒のような存在でした。
配信や録音を特別なものに変えるのではなく、自然な流れの中に心地よい音を添えてくれる印象があります。
フェーダーを動かすたびに音が生き生きと変化し、声が自分らしい表情で響く感覚がありました。
白い筐体はデスクに置くだけで空気を明るくし、操作するたびに少し気持ちが整うように感じます。
マイクケーブルがセットになっていることで、すぐに使い始められる手軽さもあり、初めてミキサーに触れる人にとっても安心できる構成です。
細部には改善の余地もありますが、全体としては静かな信頼感を持つ製品でした。
音の輪郭をやさしく整えてくれるコンプレッサーや、必要なときにすぐ届くミュートボタンなど、小さな工夫の積み重ねが感じられます。
この1台が手元にあることで、日常の配信や録音がより穏やかで楽しい時間に変わっていくように思いました。
シンプルで確かな操作性を求める方、落ち着いた音環境を作りたい方には特におすすめできるミキサーです。
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皆様の生活が少しでも豊かになりますように。
では、また次回の更新でお会いしましょう。