どうも、Soranekoです。
きっかけは、ずっと使っていた古いモニターの色味がどうにも合わなくなってきたことでした。
最初は設定をいじれば何とかなるだろうと思っていたのですが、結局どれだけ調整しても映像がにごって見えてしまい、ゲーム中の細かい陰影や鮮やかな色彩がうまく表現されず、プレイに集中できない日々が続きました。
そんなとき、ふとSNSで目にしたのがMSIの「G244F E2」というモデル。
23.8インチというサイズ感がちょうど良く、しかも180Hzというスペックに惹かれました。
これまで60Hzの環境に慣れていた自分にとって、180Hzは未知の世界。
正直、「そこまで違いがあるのだろうか」と半信半疑でした。
ですがレビューを読むうちに、映像のなめらかさや反応速度の速さに関するコメントが多く、「もしかしたらゲーム体験が根本から変わるかもしれない」と感じたんです。
注文してから届くまでの数日は、本当に子どものように待ち遠しかったです。
届いて箱を開けた瞬間、まず感じたのは軽さ。
思っていたよりもスリムで、デザインも無駄がなくすっきり。
黒を基調とした本体は落ち着いた雰囲気で、どんなデスクにもなじみそうでした。
組み立ても簡単で、付属のスタンドを取り付けるだけで数分で完了。
最初に電源を入れた瞬間の鮮明な映像は、思わず息をのむほどでした。
IPS特有の自然で柔らかい発色に加えて、視野角の広さがとにかく快適。
角度を変えても色の変化が少なく、まるでどこから見ても同じ世界が広がっているような感覚でした。
では、ここからは簡単に商品レビューに入っていきたいと思います。
簡単レビューを読まず飛ばしたいせっかちな人はこちらから↓
MSI 23.8インチ ゲーミングモニター G244F E2
MSI 23.8インチ ゲーミングモニター G244F E2
レビュー良かった点
このモニターを使ってまず感じたのは、映像のなめらかさがまったく別次元だったことです。
180Hzというリフレッシュレートの効果は絶大で、FPSゲームをプレイするとキャラクターの動きやカメラの旋回がまるで絹のようにスムーズ。
これまでのモニターでは見落としていたような敵の動きも、自然に視界に入ってくるようになりました。
特に驚いたのは、1ms(GTG)の応答速度の速さ。
マウスの操作と映像の反応が一体化しているようで、プレイヤーとしての感覚が研ぎ澄まされる感じがします。
さらにRapid IPSパネルのおかげで、発色も非常に豊か。
赤や青が濃すぎず淡すぎず、自然で深みのある色合いが再現されています。
映像編集や写真の確認にも安心して使えるレベルです。
明るさも程よく、ブルーライトカット機能をオンにすれば、長時間の使用でも目が疲れにくい点も好印象でした。
特に仕事終わりに夜遅くまでプレイしても、翌朝に目の重たさを感じないのは嬉しいところです。
また、フリッカーフリー設計のおかげで画面のちらつきがなく、集中して作業できるのも大きなポイントでした。
デザイン面でも、ベゼルが非常に細く、マルチモニター環境にも自然にフィットします。
私はデュアルモニターで使っていますが、画面のつなぎ目が気にならず、まるで一枚の大きな画面のように感じられます。
スタンドの安定感もあり、軽量ながらぐらつきは皆無。
さらにVESAマウント対応なので、アームに付け替えても使いやすいです。
接続端子もHDMIが2つにDisplayPortが1つあり、PCとゲーム機を同時につないで切り替えながら使えるのも便利でした。
応答性の高さと自然な発色が両立している点は、まさにRapid IPSならではの魅力だと思います。
全体的に「ゲーマー向け」と聞くと尖った印象を受けがちですが、このモデルは普段使いにもとても向いています。
ブラウジングや動画視聴の際も色のバランスが自然で、肌色や風景のトーンが美しく再現されるのです。
まるで目の前に本物の景色が広がっているかのような臨場感があり、いつの間にか画面に引き込まれてしまうんです。
総じて、価格以上の満足感を得られるモニターでした。
レビュー気になった点
一方で、完璧かといえばやはりいくつか気になる点もありました。
まず最初に感じたのは、スタンドの調整範囲の少なさです。
チルト機能のみで高さ調整ができないため、机の高さや椅子の位置によっては目線が少し下がり気味になってしまいます。
私は最初、モニターの下に小さな台を置いて高さを調整しましたが、可動式スタンドであればさらに快適だったと思います。
また、スピーカーが内蔵されていない点も人によってはデメリットかもしれません。
私は外部スピーカーを使う派なので問題ありませんでしたが、HDMIで映像と音声をまとめて出力しても、音が出ないことに最初は少し戸惑いました。
ゲームや動画視聴を頻繁に行う方は、ヘッドホンや外部スピーカーを用意する必要があります。
さらに細かい点ですが、付属のHDMIケーブルの長さがやや短めです。
デスクの配置によっては届きにくいことがあり、環境によっては別途ケーブルを購入した方がよいでしょう。
もう一つ感じたのは、初期設定の色温度がやや冷たく感じたこと。
これはOSDメニューで簡単に調整できるものの、最初の印象としては少し青みが強かったです。
発色が鮮やかである分、初めて使う人は違和感を覚えるかもしれません。
ただし、sRGBモードに切り替えると非常に自然な色味になるので、調整すれば問題はありません。
また、180Hz表示を利用する際はDisplayPort接続が必須という点も注意が必要です。
HDMI接続では最大144Hzまでになる場合があり、知らずに設定をそのままにしていると本来の性能を活かしきれないこともあります。
もう一つ挙げるなら、HDRには非対応である点。
最近はエントリークラスでもHDR対応をうたうモデルが増えているため、少し物足りなさを感じるユーザーもいるかもしれません。
ただ、フルHD解像度においては過剰なHDR効果よりも、正確な発色と応答の速さのほうが重要だと思うので、この点は割り切りが必要です。
最後に、消費電力が25W前後と平均的ではあるものの、スリープ時にわずかに電源LEDが点灯する点が少し気になりました。
夜間、暗い部屋で作業する人にとっては光が気になるかもしれません。
とはいえ、どれも致命的な欠点ではなく、使い方を工夫すれば十分に快適に使える範囲だと感じました。
まとめ
全体を通して、「MSI G244F E2」は非常にバランスの取れたモニターだと感じました。
ゲーミング向けというと、どうしても性能重視で日常使いには不向きな印象を持つ人も多いかもしれませんが、このモデルは発色の自然さや目への優しさにも配慮されており、仕事にも趣味にも心地よく使える1台です。
特に、Rapid IPSパネルが生み出す鮮やかで落ち着いた映像は、長時間見続けても疲れを感じにくく、まるで紙の上の絵を眺めているような穏やかさがあります。
ゲームだけでなく動画編集や映画鑑賞にも十分活躍できるクオリティでした。
確かにスタンドの調整範囲やスピーカー非搭載などの弱点はありますが、それを補って余りあるほどの映像品質と操作レスポンスが得られます。
特にFPSやアクションゲームでは、180Hzの恩恵をはっきりと体感でき、「もう60Hzには戻れない」と感じさせてくれます。
加えてデザインも洗練されており、どんなインテリアにも自然に馴染む落ち着いた佇まいが魅力。
派手すぎず、それでいてしっかりとゲーミングの本質を押さえているのがMSIらしいところです。
価格も手頃で、初めてゲーミングモニターを導入する人にもおすすめできます。
個人的には、このモニターに出会ってから、ゲームの楽しみ方が少し変わりました。
以前よりも映像に集中でき、プレイ中の一瞬一瞬がより鮮明に感じられるのです。
まるで新しい世界に足を踏み入れたような感覚。
その“変化”を味わえただけでも、このモニターを選んでよかったと思えます。
商品が気になったという方は、下記のリンクからストアページに飛んでみて下さいね。
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MSI 23.8インチ ゲーミングモニター G244F E2
皆様の生活が少しでも豊かになりますように。
では、また次回の更新でお会いしましょう。