どうも、Soranekoです。
こちらの記事では、コストパフォーマンスと実用性のバランスに優れた「EN600 PRO SSD 512GB」の使用感をご紹介します。
PCIe 3.0x4接続に対応したこのM.2 NVMe SSDは、最大読込3200MB/s、書込2800MB/sという高いパフォーマンスを持ちながら、SLCキャッシュと3D NAND TLC構成、さらにはグラフェン冷却ステッカーを搭載している点が特徴です。
ノートパソコンやデスクトップの速度向上を求めるユーザーにとって、価格帯と性能の両面で非常に魅力的な選択肢となります。
3年保証も含まれているため、長期的な使用にも安心感があります。
実際に取り付けて使用したうえでの印象を、良かった点と気になった点に分けて詳しくお伝えいたします。
では、ここからは簡単に商品レビューに入っていきたいと思います。
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EN600 PRO SSD 512GB
レビュー良かった点
まず注目したいのは、EN600 PRO SSD 512GBが持つ読み書き性能の高さです。
PCIe 3.0x4に対応しており、シーケンシャル読込速度は最大3200MB/s、書込も2800MB/sと、この価格帯では十分すぎるスループットを発揮してくれます。
実際にCrystalDiskMarkでのベンチマークを実施したところ、公称値にかなり近い結果を確認でき、特にゲームのロード時間や大容量ファイルの転送時にはその恩恵を強く感じました。
また、SLCキャッシュの効果も高く、短時間の書き込みでは速度の低下が起こりにくいため、日常用途での体感速度は非常に快適です。
加えて、3D NAND TLCの構成により安定した書き換え耐性を保っており、普段使いの信頼性にも優れています。
さらに、グラフェン冷却ステッカーは物理的な放熱構造を補完する形で効果的に温度を抑え、サーマルスロットリングの発生を防いでくれます。
温度センサーで確認したところ、連続読み書き中でも50度前後に収まっており、エアフローの少ないノートPC内でも安心して使えました。
取り付けも簡単で、M.2 2280サイズで多くのマザーボードやノートに対応し、汎用性も高いと感じました。
レビュー気になった点
高い性能を持つEN600 PRO SSD 512GBですが、気になる点がいくつかありました。
まず、PCIe 4.0が主流になりつつある現状においては、PCIe 3.0接続という仕様が将来的な拡張性の面でやや見劣りする印象があります。
最新のマザーボードやCPUとの組み合わせで最大性能を発揮するには、上位規格への対応が欲しくなる場面もあるでしょう。
また、SLCキャッシュの持続性能についても、大容量の連続書き込みを行うと一時的に速度が落ちる傾向が見られました。
これはTLC構造の特性上ある程度は避けられない点ですが、動画編集や仮想マシンなどの重い用途では気になるかもしれません。
さらに、グラフェン冷却ステッカーについては、物理的なヒートシンクに比べるとやや冷却効果が劣るため、通気性の悪い環境下では補助的な冷却対策が必要になる可能性もあります。
また、発熱のピーク時における温度変化の推移が急激で、ファンレスのシステムではサーマル管理に注意が必要です。
外装のラベルも簡素で、他社製品に比べると見た目の高級感にはやや欠ける印象を受けました。
性能面では満足できるものの、細部の仕様や設計については価格相応といった印象があります。
まとめ
EN600 PRO SSD 512GBは、コストを抑えながらも高い読み書き性能と安定性を兼ね備えた、非常に実用的なM.2 NVMe SSDでした。
日常的なデータ処理やゲーム用途には十分すぎるスピードがあり、SLCキャッシュやグラフェン冷却などの工夫も体感性能の向上に一役買っています。
PCIe 3.0世代の中では頭一つ抜けた存在といえるでしょう。
高負荷の作業や将来的な拡張性を重視する方には物足りない点もありますが、価格を考慮すれば納得できる範囲内です。
安定した性能を求めつつ、手頃な価格でしっかり使えるSSDを探している方にはとてもおすすめできる製品です。
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皆様の生活が少しでも豊かになりますように。
では、また次回の更新でお会いしましょう。