どうも、Soranekoです。
もともと自宅の作業環境にはそれほどこだわりがなかったんです。
数年前に買った平面のフルHDモニターをなんとなく使い続けていて、正直「不満はないけど、感動もない」という状態。
でもある日、友人の部屋で湾曲モニターを見せてもらった瞬間、「あれ、なんか全然違うな」と感じました。
画面の端が視界に自然に入り込むあの没入感。
ゲームでも映像でも、まるで自分がその中に入り込んだような体験。
それが頭から離れず、帰宅してすぐに調べ始めました。
いろんなブランドを比較してみたものの、スペックも価格もピンからキリまで。
そんな中で出会ったのがこの「KOORUI 24E6C」。
24インチというちょうど良いサイズ感に、1500Rの湾曲率、そして165Hzという滑らかなリフレッシュレート。
それでいて価格が1万円台前半というのが決め手でした。
「初めての湾曲モニターとしてちょうどいいかも」と思い、半ばワクワクしながら注文。
到着を待つ時間がなんだか久しぶりに楽しかったです。
届いた箱を開けると、思っていたよりも軽い。
組み立ても簡単で、10分ほどでスタンドに取り付け完了。
電源を入れると、湾曲した画面がやわらかく光り、黒の締まりが良くて「お、これはいいかも」と感じました。
設定メニューもシンプルで、FPSモードやRPGモードを試しながら映りの違いを楽しんだり。
ゲームを起動すると、165Hzの滑らかさがすぐに実感できました。
動きがスムーズで、キャラクターのモーションがより自然に感じられるんです。
まるで自分の動きと画面が一体化したような感覚。
それがこのモニターとの最初の出会いでした。
では、ここからは簡単に商品レビューに入っていきたいと思います。
簡単レビューを読まず飛ばしたいせっかちな人はこちらから↓
KOORUI 24インチ 湾曲 ゲーミングモニター
レビュー良かった点
まず一番感じたのは、165Hzのリフレッシュレートが生み出す“滑らかさ”の心地よさです。
普段使いでも、マウスカーソルの動きやスクロールが軽やかになり、まるでPC自体が新しくなったかのような印象を受けました。
ゲームでは特に違いが顕著で、FPSをプレイすると敵の動きや視点移動がまるで別次元。
これまで見逃していたような一瞬の動きも追いやすくなりました。
反応速度も1msと高速で、ブレや残像がほとんど感じられないのもポイントです。
また、湾曲パネルの1500Rカーブが、視界全体を包み込むような自然さを演出してくれます。
最初は「24インチで湾曲って意味あるのかな」と思っていたのですが、実際に使ってみると、距離を取っても画面の端が見やすく、長時間使っても目が疲れにくい。
映画を観るときの没入感も格段に上がりました。
映像の奥行きが自然に感じられるので、同じフルHDでも臨場感が違うんですよね。
そして地味にありがたいのがブルーライト軽減モードとフリッカーフリー機能。
夜に作業をしていても目の奥が重くならず、寝る直前まで快適に使えます。
VAパネルらしいコントラストの深さも魅力で、黒がしっかり締まる。
暗いシーンの多い映画やホラーゲームでは特にその恩恵を感じました。
接続面でも、HDMI×2+DisplayPort×1があるので、PCとゲーム機を同時接続してもケーブルを抜き差しする必要がありません。
DisplayPort経由なら165Hzをフルに発揮できるので、ゲーミングPCと相性も抜群。
筐体デザインもシンプルで、マットなブラックがどんな部屋にもなじみます。
LED装飾のような派手さはないですが、落ち着いた雰囲気が逆に好印象でした。
スタンドの安定性も良く、軽いのにしっかり支えてくれます。
角度調整もスムーズで、自分の姿勢に合わせやすい。
さらにVESA対応なので、モニターアームにも取り付け可能。
私は後日アームに付け替えて使っていますが、机の上が広くなってより快適になりました。
総じて感じるのは、“価格以上の完成度”という一言。
エントリーモデルという枠に収まらず、普段使いから本格的なゲーミングまでしっかりこなしてくれる頼もしさがあります。
この価格でこの性能なら、初めての湾曲モニターとしても、サブモニターとしても間違いなく満足できると思います。
レビュー気になった点
もちろん完璧というわけではありません。
まず最初に気になったのは、スピーカーが非搭載であること。
普段からヘッドホンや外部スピーカーを使っている人には問題ありませんが、作業中にちょっと音を出したいときなどは不便に感じる場面もあります。
音声出力端子もないため、モニター経由で音を取り出すことはできません。
外部スピーカーを使う前提の設計だと割り切る必要があります。
次に、VAパネル特有の弱点として、視野角によって色味や明るさがわずかに変化することがあります。
特に暗部表現の多いシーンでは、見る角度によって黒が若干グレーに見える場合も。
真正面から見ている分にはまったく問題ないのですが、複数人で映画を観るような使い方にはやや不向きかもしれません。
明るさについても、標準的な250cd/m²ということで、日中の強い自然光が差し込む環境ではやや暗く感じることがあります。
カーテンを閉めるなど環境を整えることで解決はできますが、HDR非対応という点もあり、最新の映像作品の明暗差を最大限楽しみたい人には物足りないかもしれません。
もう一点、スタンドの調整機能がチルト(傾き)だけという点も気になりました。
高さ調整や回転機能があれば、もっと自由度が増して使いやすかったと思います。
私は後にモニターアームを使って改善しましたが、標準スタンドでの柔軟性は限られています。
また、電源ランプがやや明るめで、暗い部屋での使用時に少し気になることがあります。
設定でオフにできるわけではないので、夜に映画を観る際などは注意が必要かもしれません。
さらに、ベゼル(画面の枠)部分がやや厚めなのも好みが分かれるところでしょう。
デザインとしては落ち着いているものの、最近の超薄型モニターと比べると古典的な印象を受けるかもしれません。
ただ、これらの点はどれも“価格を考えれば納得できる範囲”です。
むしろ、この価格帯でこれほど高リフレッシュレート・FreeSync対応・VESA対応と多機能なモデルを出していること自体が驚きです。
完璧を求めるより、「必要十分な性能と快適さを低コストで得られる」という点を評価すべきだと感じました。
まとめ
このKOORUI 24E6Cを使い始めてから、PC作業もゲームも驚くほど快適になりました。
何より、“視界全体で楽しむ”という体験が新鮮で、長時間モニターの前にいても不思議と疲れにくいんです。
まるで包み込まれるような画面の湾曲が、日常の何気ない瞬間に小さな特別感を与えてくれる。
ゲームをするときは、映像の滑らかさと反応の速さに感動します。
FPSでは動きの一瞬がより鮮明に捉えられ、RPGでは景色の奥行きがまるで自分の目で見ているよう。
仕事中も、複数ウィンドウを並べても見やすく、資料作成や映像編集の効率がぐっと上がりました。
もちろん、スピーカー非搭載や明るさの面での弱点はありますが、それ以上に感じるのは“価格を超える満足度”。
見た目もシンプルで、どんなインテリアにも馴染みますし、DisplayPortを使えば165Hzの性能を余すことなく発揮できます。
このモニターを一言で表すなら、“日常を少しだけ特別にしてくれる相棒”。
派手さよりも実直さ、過剰さよりも誠実さを感じさせる一台です。
初めての湾曲モニターとしても、長く寄り添うサブモニターとしても、自信を持っておすすめできる製品だと思います。
商品が気になったという方は、下記のリンクからストアページに飛んでみて下さいね。
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皆様の生活が少しでも豊かになりますように。
では、また次回の更新でお会いしましょう。