どうも、Soranekoです。
業務用に信頼性の高いNASを探していた中で出会ったのが、TERRAMASTER F6-424 Maxという6ベイNASです。
第12世代のIntel Core i5 1235U(10コア12スレッド)を搭載し、メモリにはDDR5 16GBを標準装備。
さらに10GbEポートを2基備え、RAID構成もTRAID、TRAID+、RAID 0/1/5/6/10と多彩に対応している点が目を引きました。
今回はこのモデルを実際に導入し、セットアップから日常の使用まで体験してみた印象をまとめました。
特に複数人での同時アクセスや大容量ファイルのやり取りが多い環境での使い勝手を中心にご紹介します。
では、ここからは簡単に商品レビューに入っていきたいと思います。
簡単レビューを読まず飛ばしたいせっかちな人はこちらから↓
TERRAMASTER F6-424 Max NASストレージ

TERRAMASTER F6-424 Max NASストレージ
レビュー良かった点
まず処理性能の高さには目を見張るものがありました。
Core i5 1235Uは10コア12スレッドと、エントリーモデルとは一線を画すスペックを持っており、4K映像編集データや設計用の大型ファイルを複数人で同時に扱っても、レスポンスが落ちることはほぼありませんでした。
メモリもDDR5の16GBを搭載しているため、NAS上で仮想マシンを動かすなどの高負荷処理にも対応でき、非常に安定しています。
また、10GbEのデュアルポートを備えている点も、スピードを重視する環境では大きなメリットです。
1台はデータ転送専用、もう1台はバックアップ用やリンクアグリゲーションに使うなど、柔軟なネットワーク構成が可能でした。
6ベイ構成は容量拡張に優れており、RAIDの選択肢も豊富です。
初期設定ではTRAIDが推奨されており、使いやすさとデータ保護を両立した設計が好印象でした。
OSは独自のTOSが採用されており、直感的なUIで管理画面も分かりやすく、初心者でもセットアップに迷うことはありませんでした。
レビュー気になった点
一方で注意が必要な点もいくつかありました。
まず、このモデルにはHDDが付属しておらず、別途用意が必要です。
導入コストに加え、HDDの互換性や選定にも気を配らなければならないため、初めてNASを構築する方にとってはややハードルが高いかもしれません。
また、筐体の構造上、ファンの音は比較的静かではありますが、完全な無音というわけではなく、静音性を重視するオフィス環境では配置場所に配慮が必要です。
そして、重量もそれなりにあり、設置にはスペースの確保が求められます。
さらに、TOS自体は扱いやすい一方で、パッケージの種類がやや少なく、サードパーティ製のアプリケーションとの連携には限界を感じることもありました。
特にDocker環境や外部バックアップソリューションを多用する場合は、用途に応じて事前に検証が必要だと感じました。
まとめ
TERRAMASTER F6-424 Maxは、業務用途でのファイル共有やバックアップを効率的に行いたいユーザーにとって、非常に高性能かつ拡張性に優れたNASストレージです。
10コアCPUと16GB DDR5メモリの組み合わせは、並列処理が求められる環境でも十分なパフォーマンスを発揮し、10GbEポート×2の高速通信は大容量データの取り扱いに強みを発揮します。
ただし、HDDが別売りであることや、設置環境に一定の配慮が必要な点も念頭に置いておくと良いでしょう。
総じて、プロフェッショナルな環境での使用に十分応える信頼性と機能性を備えた製品といえます。
商品が気になったという方は、下記のリンクからストアページに飛んでみて下さいね。
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TERRAMASTER F6-424 Max NASストレージ
皆様の生活が少しでも豊かになりますように。
では、また次回の更新でお会いしましょう。