どうも、Soranekoです。
PACOXIのUSB 3.0ビデオキャプチャーボードを手元に置いて接続していくと、まず感じるのは構成のシンプルさでした。
ゲーム機からのHDMIをこの小さな本体に挿し、そこからモニターへひとつ、PCにはUSB3.0のケーブルをつなぐだけで、普段見慣れたゲーム画面がそのままモニターに映り、同時にPC側のソフトにも同じ映像が現れます。
4K30fps入力とパススルーに対応しながら、録画は1080p60fpsという仕様なので、ゲームプレイ中は4Kのまま画面を眺めつつ、配信や録画用には扱いやすいフルHDの60fpsでデータを残す、という役割分担が自然に決まっていきます。
とくにSwitchやPS5のように、ゲームごとに画作りが異なるタイトルを続けて遊ぶ場合でも、本体側の設定を大きくいじらずにキャプチャーボードを通すだけで、普段と同じ感覚でプレイしながらPCに映像を送れるのは気楽です。
USB 3.0接続のおかげで伝送帯域にも余裕があり、一般的なフルHD60fpsの配信や録画であれば、動きの多いシーンでも映像が極端に乱れたり、カクつきが気になったりする場面は抑えられます。
さらに、このキャプチャーボードはWindowsだけでなく、MacやLinux、Androidにも対応をうたっていて、利用するソフトもOBSや各種配信ツールなど汎用的なものが想定されています。
そのため、特別な専用アプリを覚えるのではなく、すでに使い慣れている録画・配信ソフトの延長線に機器を組み込んでいく感覚に近く、配線と設定さえ整えてしまえば、デスクトップ上に追加されたひとつの映像ソースとして扱えるようになります。
また、本体のサイズは手のひらにすっと収まる程度のコンパクトさで、重さも100gを切る軽さなので、常設のデスク周りに貼り付けるように設置しても邪魔になりにくく、使わないときはケーブルを抜いて棚にしまうことも気軽にできます。
3.5mmのオーディオ入力端子も備えているので、マイクからの声や外部オーディオをゲーム音と一緒に取り込める設計になっている点も、このクラスの製品として分かりやすいポイントです。
大掛かりなオーディオインターフェースを足さなくても、基本的なゲーム実況の環境をまとめやすく、机の上に増えがちな機材を最小限に抑えたいときにも役立つ立ち位置だと感じます。
価格帯としても、エントリーからミドルあたりに収まる設定になっているため、「4K録画までは求めないが、見栄えの良いフルHD60fpsでしっかり残したい」というニーズと折り合いがつきやすく、過剰な機能よりも必要な範囲を丁寧に押さえたキャプチャーボードとして、日常的なゲーム配信や録画環境に静かに溶け込んでいく道具という印象が強いです。
では、ここからは簡単に商品レビューに入っていきたいと思います。
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PACOXI 4K 30FPS パススルー搭載 USB3.0 キャプチャーボード
PACOXI 4K 30FPS パススルー搭載 USB3.0 キャプチャーボード
レビュー良かった点
PACOXIのUSB 3.0ビデオキャプチャーボードでまず良いと感じたのは、4K30fps入力とパススルー、1080p60fps録画という仕様のバランスです。
ゲーム画面を表示するモニター側には4Kのまま映像を流し込めるので、対応タイトルであればテクスチャの細かさやUIの精細さを保ったままプレイできますし、録画・配信用のPC側では1080p60fpsに落とすことで、ファイルサイズやエンコード負荷を抑えつつ、動きの滑らかさを確保できます。
実際、アクションゲームやレースゲームなどスピード感のあるジャンルでは、60fpsのフレームレートがあるかどうかで、視聴者側の見やすさが大きく変わりますが、この製品はその点をしっかり押さえています。
USB3.0接続による十分な帯域もあり、一般的なフルHD60fpsのストリームなら、映像がブロックノイズまみれになったり、フレームが大きく飛ぶような不自然さは起きにくい構成です。
また、接続がシンプルであることも大きな利点に感じます。
ゲーム機からのHDMIを入力に挿し、本体のHDMI出力をモニターに、そしてUSB3.0ポートをPCに繋ぐだけで、基本的な準備は完了します。
特別なドライバーをインストールする必要がなく、WindowsやMacにそのまま挿せばキャプチャーデバイスとして認識されるので、初めてキャプチャーボードを扱う場合でもとっつきやすいです。
OBSなどの配信ソフトでも映像入力デバイスとして追加するだけで、ゲーム画面をシーンに組み込めます。
さらに、この製品はSwitch、PS5、PS4、Xbox One、Wii Uといった代表的な家庭用ゲーム機に幅広く対応しているため、複数のゲーム機を持っている場合や、今後買い替えや買い足しがあっても、ひとつのキャプチャーボードでまとめて面倒を見やすい点も安心感があります。
PCゲームだけでなく、家庭用ゲーム機の画面を取り込んで配信したいとき、接続先を変えるだけで対応できるのは日常の運用で地味に効いてきます。
音声まわりにも配慮があり、3.5mmのオーディオ入力を使えばマイクや外部音声をゲーム音と一緒に取り込めるので、実況音声や解説を同じキャプチャーボード経由でまとめられるのも便利です。
これによって、別のオーディオインターフェースを用意せず、机上の機材を増やさずに済みます。
本体のサイズと質感も扱いやすさにつながっています。
7〜8cm四方ほどのコンパクトな筐体で、約89gと軽量なため、デスク上に両面テープやマジックテープなどで仮固定しても負担になりにくく、ケーブルを挿したあとも周りの機器と干渉しにくいです。
カラーがピンクなのも、無機質な黒やグレー一色の機材が多い環境に少し柔らかい印象を加えてくれるので、見た目にこだわる環境づくりにも向いています。
付属のUSB3.0ケーブルやUSB-Cアダプターによって、デスクトップPCだけでなく、USB-CポートしかないノートPCや一部タブレットなどにも繋ぎやすい配慮があるのもポイントです。
サポートOSとしてWindows 7〜11に加えてMac、Linux、そしてAndroid 5.0以上が明記されている点も、利用シーンを広げてくれます。
PCだけでなく、一部のAndroid端末やタブレットを使ってモバイル寄りの録画環境を組みたいときにも選択肢に入りやすく、用途に応じて柔軟に構成を変えられる自由度があります。
価格面でも、4K録画クラスの高級キャプチャーボードと比べると抑えめの設定で、まず1080p60fpsでの配信や録画をしっかり整えたい、という段階の人にとって、必要な仕様を過不足なくまとめた道具という位置づけになります。
こうしたスペックと価格のバランス、接続の簡潔さ、OSやゲーム機との広い互換性が組み合わさることで、日常のゲームプレイに録画や配信を静かに足してくれる「ちょうどいい」キャプチャーボードとしての魅力が強く感じられました。
レビュー気になった点
PACOXIのUSB 3.0ビデオキャプチャーボードを見ていくと、良いところが多い一方で、もう少し割り切り方を明確にしてくれているとさらに選びやすいと感じる部分もいくつかあります。
まず仕様面では、4K30fpsの入力とパススルーには対応しているものの、録画できる解像度は1080pまでに限られています。
ページ上の表記をよく読むと、「4K30fps入出力」「1080P60FPS録画」といった形で役割が分かれているのですが、「4K対応」という言葉だけを見て4K録画までカバーしていると受け取ると、実際に使う段階で期待とのギャップを感じる可能性があります。
フルHD60fpsでも多くの用途には十分ですが、PS5などの最新機でタイトルによっては4K出力が前提になっていることを考えると、「視聴は4K、記録はフルHD」という設計であることをあらかじめはっきり理解しておく必要があります。
また、HDRや可変リフレッシュレート(VRR)といった最新の映像技術への対応については、商品ページ上では触れられていません。
そのため、HDR有効のままパススルーさせたい場合や、VRR環境を保ちつつキャプチャしたいケースでは、設定をオフにする必要が出てくるかもしれません。
ハイエンドな映像環境を厳密に維持したい場合には、この点が少し惜しいところです。
互換性の面では、WindowsやMacに加えてLinuxやAndroidにも対応とされていますが、これらの環境では実際の挙動が端末やソフトウェアの組み合わせに左右されやすく、すべての機器で同じように安定動作するとは限りません。
とくにAndroid側ではUSBホスト機能の有無や、接続されたUSBビデオクラス機器への対応状況が端末ごとに違うため、「理論上は対応だが、具体的な機種との相性は試してみないと分からない」という余地が残ります。
Linuxでもディストリビューションやカーネル版、使用するキャプチャソフトによって振る舞いが異なる可能性があり、汎用クラスのデバイスとしては仕方のない部分ではあるものの、公式側で動作確認の例がもう少し整理されていると安心感が増すと感じました。
物理的な面では、本体がコンパクトで軽い反面、HDMIケーブルやUSBケーブルを複数挿すと、ケーブル側の張力に引っ張られて位置が動きやすい場合があります。
重さやサイズを抑えている設計なので、デスクの上にそのまま置くと、ケーブルの方向によっては少し不安定に見えることがあり、両面テープやマジックテープなどで裏面を固定するひと手間が必要になるシーンも出てきそうです。
また、カラーがピンク固定である点も、人によっては好みが分かれるところかもしれません。
黒やシルバーの機器で統一している環境だと、アクセントとしては面白いものの、目立ち方が気になる場合もあり、選択肢としてベーシックな色のバリエーションがあると、さらに取り入れやすくなると感じました。
付属品についても、USB3.0ケーブルとUSB-Cアダプター、日本語マニュアルが用意されている一方で、HDMIケーブルについての記載は見当たらないため、手元に十分な長さのHDMIケーブルがない場合は別途用意する必要があると考えたほうがよさそうです。
これ自体はキャプチャーボード全般でよくある構成ですが、初めて機器をそろえるときには「どこまで同梱されているのか」を意識しておきたいポイントです。
さらに、USB3.0ポートに直挿しすることが基本となるため、ノートPCのポートが少ない環境や、すでに多くのUSB機器を接続しているデスクトップ環境では、ポートのやりくりが必要になる場面も考えられます。
USBハブ経由での接続は帯域や安定性の面でおすすめしにくいところがあり、「ポートが足りないからとりあえずハブにまとめる」という使い方だと、本来の性能を発揮しきれない可能性があります。
こうした点は決定的な欠点というより、「導入前に少しだけ配線や環境を整えておくと安心なポイント」に近いものですが、事前に想像しておくと導入後の戸惑いが少なくなる部分だと感じました。
まとめ
PACOXIのUSB 3.0ビデオキャプチャーボードは、4K30fpsの入力とパススルー、1080p60fpsの録画という組み合わせを軸に、SwitchやPS5、Xbox One、Wii Uといった家庭用ゲーム機やPCの映像を、日常のプレイスタイルに近い形のまま配信や録画に乗せていける道具でした。
4K環境でのゲームプレイを維持しながら、配信用には扱いやすいフルHD60fpsで記録する、という現実的な折り合いを提案してくれる設計であり、USB3.0の安定した帯域と、シンプルな配線構成によって、機材に意識を持っていかれすぎずに使い続けられる印象があります。
専用ソフトに縛られず、OBSなどの一般的な配信・録画ソフトと組み合わせて使っていける点も、環境づくりを自分なりのペースで整えたいときに向いています。
一方で、録画解像度が1080pまでであることや、HDRやVRRといった最新機能への対応が明示されていないこと、LinuxやAndroidなど一部環境では端末との相性を確認しながら使う必要があることなど、事前に理解しておきたいポイントもいくつかあります。
また、ピンクの筐体カラーやコンパクトで軽いボディは扱いやすさと視覚的なアクセントになる一方、設置方法や見た目の好みによっては対策が必要な場面も出てくるかもしれません。
それでも、4K録画までを求めない範囲で「きれいなフルHD60fpsの映像を、今あるゲーム環境に大きな負担をかけずに取り込みたい」というニーズに対して、この製品は価格と仕様のバランスが良く、机の上に静かに居場所を作ってくれるキャプチャーボードだと感じます。
日常のゲーム時間に、記録や配信という要素を少しずつ足していく入り口として、手元に置いておきやすい一台と言えるでしょう。
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PACOXI 4K 30FPS パススルー搭載 USB3.0 キャプチャーボード
皆様の生活が少しでも豊かになりますように。
では、また次回の更新でお会いしましょう。