どうも、Soranekoです。
アイ・オー・データ IODATA EX-GC253Uを実際に使い始めたとき、最初に気になったのは表示の軽快さと全体の取り回しの良さでした。
24.5インチというサイズは大きすぎず小さすぎず、デスク上に置いたときの圧迫感が少なく、それでいて視点を動かさなくても画面全体を見渡しやすいバランスの良い大きさになっています。
このサイズ感は特に長時間の使用時に適していて、ゲームを続けていても視線移動の負担があまり気になりませんでした。
また、実機を設置する際にスタンドの調整範囲が広いことがすぐに役立ち、画面の高さや角度を細かく変えられることで、姿勢に沿った自然な位置にすぐ調整できます。
特に縦横回転に対応している点は便利で、普段ゲームを中心に使いながらも、作業や情報表示のときだけ縦に回して使うといった切り替えもしやすい印象でした。
パネルはTN方式なので視野角の広さではIPSに及ばないものの、正面から見る分には発色も明るく、ゲーム中に不自然さを感じる場面は少なく、映り込みが抑えられた非光沢仕上げも相まって、ライトを点けた室内でも見え方に安定感があります。
240Hzの滑らかな動きは実際のプレイで印象が強く、特に視点を素早く振ったときや、走りながら周囲を確認するような場面での残像の少なさがはっきり体感できます。
0.4msの応答速度が効いているのか、キャラクターの輪郭やオブジェクトの境界がぶれにくく、ゲームに集中しているときにも情報を読み取りやすく感じられました。
入力端子がHDMI×2とDisplayPortの計3系統あるため、ゲーム機とPCを同時につないでおき、用途に合わせて切り替えるような使い方も自然にできます。
音声面では内蔵スピーカーが備わっているので、とりあえず音を出したいときに別途周辺機器を用意しなくても使い始められます。
もちろん高音質を求める場合には外部スピーカーやヘッドホンが望ましいものの、内蔵スピーカーがある安心感は大きく、ゲーム以外の作業や動画視聴など軽めの用途では十分実用的でした。
全体として、ゲームを中心にしつつデスクでの作業にも使える柔軟さを持った印象で、240Hzの高速描画と取り回しの良さが一体になった、使い始めの段階から落ち着いて扱えるモニターだと感じました。
では、ここからは簡単に商品レビューに入っていきたいと思います。
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アイ・オー・データ IODATA ゲーミングモニター 24.5インチ フルHD 240Hz GigaCrysta EX‑GC253U
目次
アイ・オー・データ IODATA ゲーミングモニター 24.5インチ フルHD 240Hz GigaCrysta EX‑GC253U
レビュー良かった点
EX-GC253Uの良さとしてまず挙げたいのは、240Hzの滑らかさが映像の見やすさに直結していることでした。
高速移動するターゲットを追うときや、背景が一気に切り替わるシーンでも、視線を動かした瞬間の映像の途切れや引っ掛かりがほとんど感じられず、ゲーム中の動きを自然に把握しやすい感触があります。
0.4msの応答速度とオーバードライブ・Clear AIMの組み合わせは実際の表示にも効果がよく出ていて、残像の処理がしっかりしているため、特に暗所やコントラストの高いシーンでも情報が潰れにくく、画面の変化をスムーズに視認できます。
これらの性能が特別派手に主張してくるわけではなく、気付けば自然とプレイに集中できる状態を保ってくれる点が印象的でした。
また、スタンドの調整幅が広いことも使い心地の良さにつながっていて、チルトや高さ調整で姿勢に合わせるのはもちろん、スイベルで向きを変える際も動きが滑らかで、設定したい角度にすっと止まってくれる扱いやすさがあります。
縦回転にも対応しているため、ゲームの合間に情報を並べて表示したり、テキストを縦に並べる用途にも向いており、単純なゲーミングモニターという枠にとどまらない柔軟さがありました。
パネルがTN方式であるにもかかわらず、正面からの視認性は明るく、色のバランスも落ち着いていて、ゲーム内の色が過剰に尖った印象にならず、シーンごとの差を認識しやすい点も好印象でした。
非光沢の仕上げが強すぎず弱すぎず、照明を点けた環境でも画面の反射が抑えられ、長時間の使用でも視線がぶれにくいのも実用性につながっていると感じます。
端子構成はHDMI×2とDisplayPortという扱いやすい組み合わせで、PCで240Hzを使うときはDisplayPort、ゲーム機はHDMIでつなぎ、用途に応じてすぐ切り替えられます。
複数機器を使う環境では接続し直しの手間が減り、普段使いの流れを保ったまま扱える点が便利でした。
さらに、遅延が非常に小さく抑えられているため、操作した瞬間の応答が自然で、急な入力にも映像の追従がしっかりついてくる印象があります。
内蔵スピーカーは派手さはありませんが、作業や軽い視聴であれば問題なく使え、ヘッドホン端子が前提の使い方でも邪魔にならない配置になっています。
リモコンが付属していることも意外に便利で、設定を変えたいときや音量を調整したいときに手元で操作できるのは、細かい調整を頻繁に行うユーザーには助かる部分でした。
全体として、高速表示と取り回しの良さが自然に融合した、長く使っても扱いやすいモニターだと感じられました。
レビュー気になった点
EX-GC253Uを使用していて大きく困る点は少ないものの、惜しいと感じる部分はいくつかありました。
まずパネルがTN方式であることは仕様上わかってはいたものの、IPSやVAと比較すると視野角による色の変化はやはり避けられず、正面から外れるほど色味が落ち込んだり、明るさが変化する場面が見られました。
通常のプレイでは大きな問題にはなりにくいものの、画面を斜めから見たり複数人で同じ画面を共有するような使い方では気になる瞬間があり、用途によっては選び方に注意が必要だと感じました。
また色再現性についても、ゲーム用途では十分ながら、写真の編集や色の厳密さを求める作業では仕上がりに差を感じる可能性があります。
高速性を重視したパネルであることを考えるとこの点は理解できる範囲ですが、用途によっては他方式との比較が必要になります。
内蔵スピーカーについては、軽い用途には十分でも、音の広がりや迫力は控えめで、ゲーム内の細かな効果音をしっかり味わいたい場面では物足りなさが出ることがありました。
音量自体も大きく響くタイプではないため、特に低音を求める場合や没入感を強めたい場合は、外部スピーカーやヘッドホンが前提となります。
さらに、240Hzの性能を最大限に生かすためにはPC側の環境が整っている必要があり、ゲームによっては十分なフレームレートが出ないことでモニター側の能力を活かし切れない場面もあります。
これはモニターの欠点というより環境依存の問題ではありますが、特に高負荷のタイトルを扱う場合には、PC性能とのバランスを考えて導入する必要があると感じました。
スタンドの調整幅は広く便利ですが、そのぶん若干の重さがあり、配置替えの際に持ち上げるときにずっしりとした感触があります。
安定性の裏返しではあるものの、軽快に持ち運ぶという用途には向いていません。
また、背面デザインは落ち着いているものの、ケーブルの取り回しはもう少し配慮があると扱いやすかったかもしれません。
端子の位置自体は悪くありませんが、ケーブルをすっきりまとめたいときには追加のアクセサリーが必要になる印象でした。
総じて、性能面の長所が大きい一方で、パネル特性や音質、周辺環境との相性など、細部にいくつか惜しさがあるという印象でした。
まとめ
EX-GC253Uは、ゲームを日常的に楽しむ環境において、性能と使いやすさのバランスをしっかり押さえたモニターだと感じました。
240Hzの滑らかな動きと0.4msの応答速度は、ゲーム中の細かい動きを自然に捉えられる安心感につながり、プレイ中の集中を妨げない表示が続きます。
スタンドの調整幅が広く、姿勢に合わせて画面位置を細かく整えられる点も、毎日の使用でじわじわと効いてくる扱いやすさでした。
TNパネルならではの視野角の狭さや色再現の控えめな部分は選ぶ際に注意が必要ですが、正面でプレイに集中する用途では十分納得できる仕上がりで、非光沢で見え方が安定している点も普段使いに適しています。
高速表示を生かせるタイトルでは特に違いが出やすく、視点移動が速い場面や瞬間的な判断が求められるシーンでも情報が見やすい状態が保たれます。
端子の構成やリモコンの存在も日々の利便性につながっており、複数機器を扱う環境でもストレスのない切り替えができます。
大きな派手さはないものの、使っているうちに自然と頼もしさが積み重なっていく、落ち着いた性能と扱いやすさのある一台だと感じました。
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アイ・オー・データ IODATA ゲーミングモニター 24.5インチ フルHD 240Hz GigaCrysta EX‑GC253U
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では、また次回の更新でお会いしましょう。